コラムニストになるために書く訓練をするのだ!!!

日々のニュースを私的視点から(なまくらですが)切り込む !! 1分ぐらいで読める分量を意識して書いています。 コメント欄で議論をしあえる場を作っていけたらなと思っています。

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NHKにジャーナリズムはない

今日の「そのとき歴史が動いた」は「これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~」というものであった。先日お伝えしたワークショップがあったので、放送日には見れなかったが、録画を見てかなりの欺瞞に正直腹が立った。

といっても、番組自体にはまったく問題はなく、むしろすばらしい部類の番組に入る。記者が、ペンタゴンの事実歪曲の報告に対し、「ジャーナリズムは、ジョンソンのためでもニクソンのためのものでもありません。アメリカ国民のものです。」と事実をそのまま報道したくだりなどは、これこそジャーナリズムの精神だと改めて自分に言い聞かせるとともに、感動で鳥肌が立ったくらいであった。6月9日に再放送があるそうなので、時間がある方は見てみてください。

しかし、一方でそのようなジャーナリズムを体現していくべきNHK自身が番組にでてくるジャーナリストたちとは違い、権力の犬に成り下がっている現状がある。

つい先日(5月26日)も、ETV番組への政治介入の実態を告発、証言した長井暁氏、永田浩三氏を番組製作現場からはずすという見せしめ人事をおこなった。
これは、このブログの4月5日付け「NHK職員の処分を迫った政治家」で述べた自民党の圧力に抗しきれなかったNHKの完全な敗北宣言と受け取ってもよいだろう。
つまり、NHKのジャーナリズムは完全に自民党の手中にあるといってもよく、これからのNHKは自民党のプロパガンダ放送をしていくといっても過言ではないのだ。

これでよくジャーナリズムは国民のためにあるというような放送をできたものである。

この見せしめ人事に対しては、私は徹底的に戦うつもりです。
よろしければ、放公協で行っている抗議声明にあなたも参加してください。

詳細についてはこちらから


NHKNHK正面玄関から

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医療改革法案に思う

先日来から右耳の調子が悪くなって、耳鼻科に行ってみた。時折悪くなるいわば持病のようなものだったので、病名はある程度わかっていたが外耳炎と中耳炎の併発というのは初めてで、だんだん悪化してきているようである。

それにしても都会は便利である。この治療のために耳鼻科を探そうとインターネットで探してみたのだが、住まいの最寄り駅周辺だけでも4つも耳鼻科があるのである。これならば、少し痛くなっただけでもすぐに病院に行こうと思うだろう。
一方、今まで住んでいた田舎はというと耳鼻科は町内にはなく、別の町まで車で約40分もかけていかなければならないのである。とはいっても、まだ耳鼻科があるだけましであり、そのようなものは周辺にまったくない離島や山奥の村などもある。
そういう地域に住んでいれば、いよいよ本当に我慢ができなくなったときにしか病院に行こうという気は起こらない。しかし、そのような段階になったときには治療が難しくなっていたり、もはや手遅れという事態も考えられるようになる。

また一方で、離島や山奥の村では医師不在も深刻な問題である。
1000万、2000万円の年収を提示してもまったく医師が来る気配がなく、それゆえに来てくれる医師には最敬礼で迎える仕組みになっている。
町に診療所がひとつしかない以上、すべての病気についての知識を持っていなければならないというとてつもなく困難な仕事であにもかかわらず、どのような医師でも迎えなければならないのだ。

このような状況があるにもかかわらず、医療改革の流れは「公平な分担」という旗の下どんどんと着手されている。今国会でも法案が成立する見通しである。
今国会の改正はこの話とは異なるように思えるが、私からいわせると弱者切捨てを推し進めていることには変わりない。東京在住の官僚が資料や周りの声だけを基準に作った、いわば東京の理論のみでよくも公平だなんだと叫んでいられるものだ。

私は幸いにも田舎で生まれて田舎で育った。この感覚を忘れず、田舎の畑仕事をしている人たちを切り捨てることなく、またその人たちにどのような言葉で言えば伝わるかを考えながら文章を書いていかねばならない。
そう思うことができた耳鼻科通いである。

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扶養控除、成人ニート対象外に

私は「歴史おたく」と言ってもいいほど歴史関連のものを、見たり聞いたりするのが好きである。
読んだ歴史小説などは数にして100は超えているし、時代劇などもアクション時代劇などはあまり好まないが、歴史の基づいたものは欠かさず見るようにしている。

もちろん、NHKの大河ドラマは王道であり見逃すわけにはいかず、出かけるときは急に何か仕事が入るかもしれないので予約をしてから出かけるほどである。
今、放送している「功名が辻」は司馬遼太郎原作ながら、山内一豊とその妻千代が主人公であり、マイナーな物語といってもいい。しかし、時代背景自体に力があるので、なんとか持ちこたえている感はある。

その、大河ドラマの今週の放送(5月21日)は、三木城の兵糧攻めの話であった。
兵糧攻めは血を流さず、情け深い戦法であるという一豊に、食べ物がなくてふらふらになった旧知のくのいち、こりんがこんなに非人道的な戦はないという場面がメインだった。こりん役の女の子が兵糧攻めで食べ物がなかった割には、ふっくらとして若さがはじけていたのがひっかかったが、まあそこは目を瞑っておこう。

兵糧攻めといえば、今週、自民党が国民に対して兵糧攻め作戦を練っていることがわかった。
所得税の扶養控除(1人当たり38万円)に年齢制限を新設し、成人したニート、フリーターを対象から外す方向で検討に入ったのだ。
これの狙いはあくまでもフリーター、ニートの就労を促進するためだというが、そのようなことをしたところで今のフリーター、ニートに就労意欲がわくとは到底思われない。
けっきょくのところ困るのは抱えている親であり、本人にはなんら影響はない。
親が困って子供に就職しろというプレッシャーをかけるかもしれないが、そのようなことが影響力を持つならば、こんなに深刻な問題とはなっていないだろう。

では、なぜ自民党がこのような政策をおこなおうとしたかを推測してみる。

少子化になれば「働き手」の総数が減り、困る。だから増やさないといけない。
とはいっても、働かない人は要らない。やつらをなんとかして「働き手」に変えなければ。やつらが働かなくても食っていけるのは親が食わしているからだ。それならば、親と断絶させる方法を考えよう。その一歩として、扶養家族とする必要はない。

このような考えの流れになっているのだろう。結局のところ、自民党も政府も国民を税金を納める「働き蟻」ぐらいにしか思っていないことから来る短慮。それが彼らを動かしているのだ。

兵糧攻めがいけないとは思わない。時にそれが効果を表すことはある。
ただ、効果のないことがわかっている兵糧攻めはただの虐殺、虐待でしかない。

我々はいつまでこの虐待に耐えねばならないのだろう。

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5月31日連続ワークショップ告知

連続ワークショップ 
第一回 「反日~竹島(独島)問題と歴史認識」

  2006年5月31日(水) (19:00~21:30) 
 Space & Cafe ポレポレ座にて開催

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来る5月末から、ジャーナリスト・野中章弘によるワークショップを開催することになりました。

いまの閉塞した社会状況に少しでも風穴をあけていきたい、抵抗をしていきたい、そんな思いから生まれた試みです。

志ある方々との出会いを楽しみにしています。
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連続ワークショップ/「思考」と「行動」のジャーナリズム

ジャーナリストー野中章弘の眼~現代史の現場から~

いまニッポンの社会は、靖国神社参拝、君が代強制斉唱、憲法改定など、一国主義的な言説にやすやすと回収されるナショナリズムへ急速に傾斜し始めた。
また、単独行動主義を決めた米国は、「対テロ戦争」の大義を掲げながら「国家テロ」を繰り返したあげく、イラクのような泥沼化した状況を自ら生み出している。
その一方、権力の行動を監視、批判すべきメディアは政治権力との馴れ合いを断ち切ることもできぬまま、機能不全に陥り、メディアへの不信感もかつてないほど高まってきた。
この閉塞した思想状況の突破点はどこにあるのか。
国家、組織を超える超越的な価値とは何か。
いま偏狭なナショナリズムに優越する思想とは何か。
このワークショップを通じて、「思考」し、「行動」するジャーナリズムのあり方を参加者のみなさんと模索していきたい。

ワークショップの期間・形態
● 06年5月から12月まで(計7~8回開催予定)
  月一回のペースで定期的に開催
● 基本的には連続しての参加を望む。一回だけの参加も可
● 毎回設定されたテーマに関して、取材映像を使って
  野中がその問題への視点を提示する。
  その後、参加者を含めて議論。テーマに沿った対談相手や
  当事者を招くこともある。


開催日時・場所
日時:基本的に毎月最終水曜日の夜に開催  19:00~21:30
場所:Space &Cafe ポレポレ座 03-3227-1405
   (ポレポレ座の1Fが会場)
   (JR東中野駅 都営大江戸線東中野駅から徒歩2分) 
   会場地図は、以下URLへ
   http://www.mmjp.or.jp/pole2/ 
   (上段、pole2をクリック 左側、MAPをクリック)
   
ワークショップでのテーマ
5月31日(水) 反日~竹島(独島)問題と歴史認識
6月28日(水) 愛国心と靖国参拝
7月26日(水) イスラム主義とテロリズム
※ 上記の開催日時とテーマは確定。その後のスケジュールは未定(基本的には毎月最終水曜日)
※ 予定しているテーマは「憲法」「テロ」「ジャーナリズム」「在日米軍・沖縄」等。
ただし、その時々の時事的なテーマに変更になる可能性有。

以下のような方々を対象としたワークショップです
● さまざまな社会問題をどう考えたらいいのかと悩んでいる人
● ジャーナリストを志している人
● ジャーナリズムに強い関心がある人
● 写真やビデオ等を使って自己表現したい人
● ドキュメンタリーを制作したい人

参加費
1回券/1,300円(コーヒーor紅茶付)

応募方法
氏名、職業、住所、電話(FAX)番号、Eメールアドレスを明記し、「ワークショップ参加への動機」を記載の上、以下の応募先へメールもしくはFAXをお送りください。
※ 定員30名になり次第締め切らせていただきます。
e-mail: tokyo@asiapress.org
FAX番号:03-5465-6606

問い合わせ先
アジアプレス・インターナショナル 担当:刀川(たちかわ)
●tel:03-5465-6605 ●fax:03-5465-6606
●e-mail: tokyo@asiapress.org

野中章弘プロフィール
1953年、兵庫県出身。ジャーナリスト、プロデューサー。
アジアプレス・インターナショナル代表。
日系アメリカ人、インドシナ難民、アフガニスタン内戦、エチオピアの飢餓、台湾人元日本兵、カンボジア紛争、ビルマの少数民族問題、タイのエイズ問題、チベット、東ティモール独立闘争、朝鮮半島問題、アフガニスタン空爆、イラク戦争など、アジアを中心に第三世界の問題を取材し、新聞、雑誌、テレビなどで発表。
87年、報道規制の厳しいアジアのジャーナリストたちのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立。
小型ビデオを使うビデオ・ジャーナリズム(VJ)の手法によるニュースリポートやドキュメンタリーを制作・プロデュース。
チベット、東ティモール、アフガニスタンなどNHK(ETV特集、BSドキュメンタリーなど)を中心にテレビ朝日、朝日ニュースター、MXテレビなど発表本数は200本を超える。

     野中


04年5月、第3回「放送人グランプリ特別賞」受賞。
編・共著書に
『沈黙と微笑』(創樹社)
『粋と絆』(神田ルネッサンス出版部)
『アジアTV革命』(三田出版会)
『アジア大道曼陀羅』(現代書館)
『ビデオ・ジャーナリズム入門』(はる書房)
『メディアが変えるアジア』(岩波ブックレット)
『アジアのビデオジャーナリストたち』(はる書房)
「メディア・プラクティス」(せりか書房)
「アジア新世紀・市場」(岩波書店)
「論争いまジャーナリスト教育」(東京大学出版局)
「ジャーナリズムの可能性」(岩波書店)など。

現在、目白大学、京都精華大学、早稲田大学、
甲南大学、日本大学、東洋大学非常勤講師。

03・04年度 朝日新聞紙面審議会委員。

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ネパール情勢を報じないテレビ

「激動の時代」というものに基本的に人は興味を持つ。
このことは、日本の歴史で人気がある時代背景が、戦国時代、明治時代、源平の戦いと続くことから容易に証明されうるものである。

であるならば、なぜこのネパールの激動に日本人は興味を持たないんだろうか。

時系列順に追っていくと、本当に興味をそそられる。まるで長編歴史小説を読んでいるような、時代の移り変わりの歓喜と無情が繰り返される。

第2次世界大戦前もかなり惹かれるのだが、そこまでいくと論旨が少し外れてしまうのでここでは省略する。
1951年に時代に逆行するように王制が復活する。
それから40年後の1990年に民主化要求運動がおこり、立憲君主制をとる民主主義国家となるが、国軍の統帥権などは依然として国王が持ち、議会は力を持ち得なかった。
その後、1995年ごろから貧困層を主力とするネパール共産党毛沢東主義派が「人民戦争」と称して反政府運動を各地で展開する。
そして2001年、ネパール王が暗殺され、それにより現ネパール王のギャネンドラが王位につく。その暗殺事件を契機に、議会は停止され国王の直接統治が始まるが、各地でおこる毛派の抵抗を受け、実質的に内戦状態になる。
以後、国王、政党側、毛派と3派閥が鼎立する形で現在に至っていたのだが、今年の4月になって激化する抗議行動にギャネンドラ国王が直接統治を断念。
そして今現在、数々の動きがネパールにおいてなされている。

まさに「激動の15年」である。

では最初の問い「なぜネパールに日本人は興味を持たないのか」に戻るが、あなたはどう思うだろうか?よろしければコメント欄に意見を入れてもらえればありがたく思います。

私の仮定としては、「テレビ局が報道しないから」であると思う。
テレビでニュースを見ているという層はまだ多く、インターネットでは興味があると思われるニュースしか目立たないような仕組みになっている。この興味であると思われるという基準はやはりテレビなどのメディアなのだから、依然、テレビの影響は大きいと思う。

そのテレビ局は、この間なにを報道していたかというと、ワールドカップの代表選手23人の選出に異常なほどの興味を示していた。
NHKの7時のニュースでさえ30分枠の中の10分を使うという執着ぶりだ。
はたしてこれらを歴史的に見た場合、23人の選出というニュースは大きな事件なのだろうか?私にはどうでもいいニュースに見えて仕方がない。これに比べてもネパールはもっとどうでもいいことと判断したのだろうか?
このような判断もできない日本のテレビ局は、もはや報道という使命を忘れてしまったといっても過言ではないだろう。


ネパール国旗この国旗は個性的で認知度は高いだろうが・・・

テーマ:コラム - ジャンル:ニュース

監獄実験の番組を見て

昨日、たまたまテレビをかけていたら、監獄実験のことをやっていた。
詳しくはこちら
そういえばこれ何かで見たことあるぞと感じ、いろいろと思い出してみると、「そうだ、『es』という映画で確かこれのことをやっていたなあ」と数年前に見た映画が思い浮かんだ。
あの映画は私の中でも1,2を争う衝撃作で、実験でありながら本当に人間はここまで残酷になれるのかと心から恐ろしくなったのを覚えているが、まさか今になってまたその恐怖が思い出されるとは思わなかった。

テレビを見ていると、映画のほうはだいぶ脚色していたことがわかったが、それでもあの恐怖の核となった事件は、人間の心理を抉り出すもので見ていて恐ろしくなった。

実験でありながらなぜこのように非人道的な行為に走ったかを解説していたが、番組の中に出てきた社会心理学者の教授は3つの理由を挙げていたのが印象的であった。①権威への服従(大きな権威の前では人は倫理などを放棄しうる)、②非個人化(与えられた役職はその個人をなくし、その役職としての人物を作り出す)、③非人間化(相手をさげすむ状況であれば、人は悪魔のような行為でも平気でする)であったように記憶している。

それからテレビは、あのアブグレイブ刑務所での非人道的な取り扱いにまで言及したところで終わった。そういえば、あの刑務所での状況というのは、まさに監獄実験そのものであり、またこの実験そのままの結果を表したことになった。つまりこの実験結果は現実世界でも起こりうるということを証明していたのである。

ここでひとつ考えなければならないことがある。「es」を見たときには、この監獄という一種特異な閉鎖空間がこのような非人道的な行為に走る理由となっているのだろうなと考えていた。しかし、この番組で社会心理学者が示した上記3つの要素こそが理由で、監獄という空間はあまり関係ないとするならば、この3つを満たせばどのようなところでも人は非人道的行為をするということになってしまう。

この3つを満たす状況というのは、日常でも多々ある。
例えば、難民への取り扱いなどは①日本という権威を背に負った役人が②難民認定官として③逃げてきた難民を扱うのであるから、非人道的になったとしてもおかしくない状況である。また、生活保護者の場合も①各市町村の役人が②仕事として③社会的弱者と接するのだから、これもまたあたる。

そして日常ではないが、戦争そのものはこの3つの要素をすべからく満たす、最も顕在的な行為ではないだろうかと考えられる。数ヶ月前、イギリス軍の子供への虐待映像も出たが、これは戦争がまさにこの監獄実験と同じ状況ということを表しているのではないだろうか。

であるならば、どうしてわれわれは旧日本軍は清廉潔白であったと主張しうるのだろうか?
そして、自衛隊はこれからも日本のほこりとして海外に送り出すことができる部隊だと主張しうるのだろうか?
それはただの期待や願いであり、非科学的であるといわざるをえない。

アブグレイブアブグレイブ刑務所の写真

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「ガーダ -パレスチナの詩-」告知

「ガーダ -パレスチナの詩-」が5月20日(土)から渋谷のアップリンクXにて劇場公開します。

お忙しいとは存じますが、ぜひ足をお運びください。

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5月20日(土)よりロードショー

1988年7月、ひとりの女性ジャーナリストが戦火のパレスチナで取材をはじめた。
古居みずえ・当時40歳。大病を経験し、それまでのOL生活から人生を大きくシフトした。以来、17年間、記録した映像は500時間。女性や子ども、老人たち…戦場だけではない人々の日々の暮らしと闘いをとらえた。本作では主人公・ガーダの結婚、出産、そして、自らの生き方を歩み始める23歳から35歳までの12年間を縦軸としながら、パレスチナの過去・現在・未来を描いている。これまであまり紹介されることのなかった自然豊かなパレスチナの風景をバックに、語り継がれてきた素朴な歌の数々が紹介される。きびしい状況に追い込まれながらも歌うことを忘れない、ほがらかな老婆の顔に刻まれたシワが美しい。

古居の単独取材による映像を『A』『A2』(森達也監督)や『Little Birds -イラク戦火の家族たち-』(綿井健陽監督)を手がけた安岡卓治が編集。長年、古居の取材を支えてきたアジアプレス・インターナショナル代表・野中章弘が製作として参加しています。映像ジャーナリズムが映画へと昇華した珠玉の女性映画です。


STORY
パレスチナ女性ガーダは、ガザ地区難民キャンプで生まれ育った。ガザ地区南部は古い慣習の残っている地域だ。そんな中で、自立心の強いガーダは伝統的な結婚式を拒否しようとし、今までのやり方にこだわる母親や友人、婚約者の母親とぶつかっていく。結局、ガーダは結婚式をあげず、花婿のナセルとエジプトに新婚旅行に出かける。1996年ガーダは最初の子、ガイダを出産し、女性として新しい生き方を貫いていく。

しかし2000年、パレスチナでは第二次抵抗運動が始まる。親戚の男の子カラムの死を目にし、母親として気持ちを揺り動かされる。ガーダは、パレスチナ人としてのアイデンティティーに目覚める。幼い頃、祖母から聞いた故郷の話や歌がガーダの心に蘇り、1948年に追われた話を、祖母年代の女性たちから聞き始める。

公式サイト http://www.ghada.jp/


配給・宣伝のお問い合わせ:バイオタイド 阪田/幸積/木下/安岡

〒164-0011 中野区中央3-13-10 ジョイ林ビル3F 
TEL:03-5389-6605 FAX:03-3369-8228

5月20日(土)より全国主要都市にて同時公開!

東京:アップリンクX 大阪:シネ・ヌーヴォ 名古屋:シネマテーク



古居みずえさんの初監督映画です。
この作品は、「凶暴」「暴力的」というステレオタイプ化されているパレスチナのイメージとは異なり、心から平和を願っている一人の女性の姿が見てとれます。
パレスチナ問題を一義的にとらえてしまわず、本当にそこでなにがおこっているのかを描き出す良作です。是非ご覧下さい。

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ペンタゴン突入の新証拠への疑問点

米国防総省は16日、2001年9月11日の中枢同時テロで、ハイジャックされたアメリカン航空機がワシントン郊外の国防総省に突入する瞬間の映像を初めて公開した。

私は早速この映像を手に入れ見てみたのだが、私の中での疑惑が一層深まることになった。
動画をそのまま載せてもよかったのだが、わかりやすいように突入の瞬間のフレームごとに切り取って静止画にしてみた。

まず①を見て欲しい。
このフレームではまだ、飛行機の影は見えていない。

①  


次のフレームである②を見てみると、右端に飛行機らしき物体が確認できるだろう。

②  


そして次のフレームである③になれば、すでに突っ込んでしまって、飛行機の陰は見当たらなくなっている。

③  



ここに疑問点が2つあがってくる。
まず、高度がかなり低いことが見て取れるが、これほど高度を下げながら並行飛行をしているのにしては、かなりのスピードで突っ込んでいっていることである。しかも、旋回をしてから突っ込んだというような報告もないことから、かなりの腕のパイロットでも至難の技であると言えるだろう。ましてや、今から死ぬという一種の興奮状態にありながらこのような飛行テクニックを披露したのは奇跡といってもいいほどではないだろうか?

また、これまで低い高度で飛んでいたなら、ペンタゴン周辺はダウンタウンであったことから、かなりの人数がこの飛行音を耳にするはずであるのだが、この飛行音を聞いたと名乗り出ている人はひとりもいないのである。一度でも頭上を飛行機が飛んでいった経験のある人は、あの音がどれほど大きいかは理解できるだろう。それがこれほどの高度となれば、音を耳にしないでおくほうが難しいはずの状況である。であるにもかかわらず、誰も聞いていない。

これらはなにを表すのだろうか。

また、911ボーイングを探せという作品の中では、さまざまな角度から9・11の疑問点を検証している。

私はこれについては何もわからないのが現状なので、何も言うことができない。
しかし、アメリカはこの映像を偽造したり、そもそもこのテロ自体を偽造することができる国家であるということだけは事実である。


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なぜ思想を縛るのか

民主党は十二日、党本部で「教育基本法に関する検討会」を開き、「日本を愛する心を涵養(かんよう)する」との表現を前文に盛り込んだ新法の要綱案を決定した。政府の教育基本法改正案と民主党案の「愛国心」をめぐる表記は次の通りである。

▼政府案(二条=教育の目標) 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
▼民主党案(前文) (目指す教育は)日本を愛する心を涵養し、祖先を敬い、子孫に想いをいたし、伝統、文化、芸術を尊び、学術の振興に努め、他国や他文化を理解し、新たな文明の創造を希求することである。

これを見て本当に情けなくなった。
民主党はこの教育基本法改正がなぜ批判されているかをまったく理解していないということが浮き彫りになったからだ。
共謀罪にしてもそうであるが、これら一連の法案は政府が今まで手をつけられなかった、市民の思想を縛ろうとするところにこそ問題があるのである。
であるならば、規制するなら一貫して規制、反対するなら一貫して反対するのが本来のありようである。
にもかかわらず、民主党が共謀罪は反対、教育に関する法案に関してはよりひどい内容で愛国心を押し付けようとしているのは、ただ自民党に対する対抗軸としてでしか考えておらず、中身の精査などまったくもってなされていない証拠である。

それにしても、なぜここになって政治家たちは思想を統制しようとしているのだろう。
よく言われることには、戦前の浜口内閣時代によく似ており、開戦前夜だという人がいるが私はそうは思わない。
確かに現象として酷似していることは否定しようもない。
しかし、人々の心の中はだいぶ異なる。浜口内閣時代は、日露戦争、第一次世界大戦を経て、帝国主義賛美や日本不敗論といったいわゆる戦争賛成を唱える団体や人も多かった。
現在は、そんなことを唱える人はまったく相手にされないといってもいいだろう。
だから戦争しようとかそういう目的で思想を統制しようとしているのではないだろう。

私はこの思想の統制への動きは、インターネットが大きな要因になっているのではないかと思う。
インターネットという社会が誕生し、そこでは現実社会とは異なり思想だけが即時に、正確に、秘密に、しかも多数に送れるようになった。それは大きな力として具現化しうる可能性があり、また少しずつではあるが力を有し始めている。そうなれば、わからないだけに不安は膨張していき、その不安を取り去ろうという力が働く。当然、政治家など現権力者はその力を感じ、予防の必要性を講じていく。ましてや、その力は自分たちに牙を剥くかと思うと、迅速にことを進めなければならなく感じ、インターネットという手段よりもその内容である思想そのものを縛ろうとしているのであろうと思うのだ。

しかしそれが進められてはいけないのは、過去の歴史が証明している。
法律というのは一度流れとしてその方向に進んでいけば、よほどの外圧がない限りより強固な規制に向かっていくものである。
これくらいはと思っているうちに、何もできなくなる世の中になってしまうことは目に見えているのである。

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今日はお知らせ

今日はお知らせです


緊急討論会 個人情報保護法を糺す!
主催:主権在民!共同アピールの会

【吉田司・古木杜恵から緊急アピール】
それにしても、いったいこの世の中はどうなっておるのか?!
一方に、共謀罪のような悪法案の強行採決があるかと思えば、他方では、個人情報保護法への過剰反応が社会問題となり、そのまた一方で、官民双方の情報流出事件が相次いでいる。そうやって世の中をぐちゃぐちゃにしておいて、権力は何をしようと企んでいるか。
 主権在民!共同アピールの会は、政府与党が作った国民投票法案に対する批判を発火点に出発した。
 憲法問題にかかわる言論・メディア統制をもくろんだその国民投票法案は、いまはいささか腰砕けの観があるが、それでも国会界隈ではしぶとく生き残っていて、むろん先行きは楽観できない。
 それどころか、現憲法下でもイラク派兵はつづき、米軍再編=日米軍事同盟強化が進行している。
 教育基本法は「愛国心」を強要する内容に変えられようとしている。
 個人情報保護法の迷走、共謀罪、日米軍事関係の強化、教育基本法の改悪、憲法改正国民投票法案、そして改憲へ……。
 こういう全体は、われわれをどこへ連れていこうとしているのか。
 こうした全体が、いま、世の中をどう作り変えようとしているのか。
 こういう全体に対し、われわれはどう考え、何をするのか。
 それについてまずは、いまここで暮らしている個々人、その個人情報と、個人情報を守ると称する個人情報保護法の現状を手がかりに、世の中の来し方行く末を議論してみようと思う。


日時 2006年5月15日(月)Open 18時30分/Start 19時
場所 新宿ネイキッド・ロフト(下記地図参照) TEL: 03-3205-1556
料金 1500円(+1ドリンクから)


第1部=第一線ジャーナリストの叫び!
【Guest】毎日新聞・週刊文春・フライデー記者他(予定)
第2部=ウィニーと個人情報保護法の関係
【Guest】金子勇氏(Winny開発者)の弁護士に現在出演交渉中。
第3部=1度目の個人情報・2度目の個人情報の闘いの意味はどう違うのか?

【論者多数参加予定】吉田司・元木昌彦・吉岡忍・梓沢和幸・森達也・東一邦・佐藤文明・日名子暁・高崎真規子・山田聡・古木杜恵・野中章弘 など

問合せ先 =アジアプレス・インターナショナル TEL:03-5465-6605

時間のある方はご参加ください。



いまさら個人情報保護法?って思われる方もいらっしゃると思うが、一年経った今だからこそ、本当に個人情報保護法が必要だったのか、そしてこの法律がなにをもたらしたのかを問ういい機会だと思う。

ちなみに私は、受付をしていますので、よければ声をおかけください。

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取り調べ段階の可視化

昨日(2006年5月9日)、最高検は、検察取調べ段階において録音・録画を実施する、いわゆる「取り調べ段階における可視化」の試験的実験をおこなうと発表した。

今まで、警察や検察の取調べは「密室」でおこなわれており、「自白の強要」や「虚偽の自白」によって数多くの冤罪があったことから、弁護士会や学者などを中心に可視化の早期実現が求められていた。
また一方で、一般市民が裁判に参加する「裁判員制度」が3年後に迫っており、そのためにも、迅速かつわかりやすい検察の説明が必要である。
これらのことを踏まえ、検察としては今回のような方針転換をおこなったとマスコミは報じている。

しかし私はそうは思わない。
なぜなら
①最高検は「取調べの機能を損なわない範囲で」ビデオの録画・録音を行うと述べている
②警察取調べ段階ではまったく認めていない。
からである。
いいかえれば
①私たち検察が見ていいよというビデオだけを見せますよ。
②警察取調べ段階では完全に「落ちた」段階でないので、ここは見せるのは難しいなあ
ってことだからです。

これらは、検察など行政の「やいのやいの言うから、仕方なく見せる」という態度がありありと出てしまっています。

これらについて詳しくは「取調べ可視化 最前線」というブログで詳しく書かれていますのでご参照ください。

このニュースのように見出しだけを見ると、「いい方向に進んでいるな」というニュースでも、詳しく調べてみるとまったく違った狙いが浮かび上がってくるということがよくあります。

ニュースを読むということは、本当に難しいことです。

テーマ:コラム - ジャンル:ニュース

現在の世の中に悩む

韓国の平沢(ピョンテク)基地での衝突には、総勢1200人のデモ隊が集まり、また若者も多く参加していました。一方、日本は総額3兆円という米軍の引越し代を要求されても、なにひとつ動こうとしていません。そういう自分を含めた、日本の若者に失望感を感じています。

どこを契機に日本の若者は動かなくなったのか?そして、若者だけが悪いのかということをずっと考えこんでしまう日々です。

動かなくなった理由として私があげられる理由としては、やはり怒りを感じないからなのだと思う。
ではなぜ怒りを感じないのか?
それはやはり、自分のこととして認識できないから。
ではなぜ、自分のこととして認識できないのか?
それこそが平和ボケといわれるものなんだろうと思う。

しかし一方で、平和にぼけられないような世の中になることは私は望まない。
いまから、そのようになるということは、確実に世の中が悪くなっているということだからだ。
それでは、平和ボケと世の中の動きに敏感に反応できるということは、相対することなのか?
これらは、私の中で何度も反芻して問いかけていることなのである。

なかなか複雑で、自分の中でこんがらがっていることをこのブログでさらけ出したわけで、ほんとに恥ずかしいが、これらのことについて何か意見のある人はコメント欄に書いていただけるとありがたく思う。

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GWということで

今回はGWということで、休ませてもらいます。
とはいえ、休んでいるのではなく、仕事が山積みなのでちょっとこれに時間が割けないというのが理由です。

申し訳ない・・・

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憲法施行59周年

今日は憲法記念日ということで、やはりこういう時にしか具体化しない憲法について私の思うところを短めにまとめてみたいと思う。

まず初めに断っておくと、わたしは根っからの護憲派ではない。
むしろ、憲法改正をしたほうがいいとさえ思っている。
しかし、今の自民党が出している新憲法案の流れの上での改憲には反対である。
そもそも、今の改憲派がよく言う「現実とあわなくなってきている憲法を現実にあわすために改憲が必要である」という論理には真っ向から反対である。
というのも、憲法はほかの法律とは異なり、そもそもその国の理想を掲げており、またこの理想に向かって政府は邁進しますよという国民への約束であり、一方で諸外国に対する宣言であるという性質を持っているのだ。
であるにもかかわらず、現実にあわせるというのはそもそも憲法というものを学んだことのない人間の言葉であるとしか思えない。
しかしながら、その理想を掲げた条文があいまいであるがゆえに、特に9条に関して不当な拡大解釈がおこなわれ、いまやイラクや諸外国から見れば占領軍としか見えないものを送ってしまっているのも事実である。
であるならば、その理想を担保するためにも厳格な条文を規定すべきであると考えている。
これを私は今の改憲論と区別するためにも「理想的改憲論」と呼び、自民党などが推し進める改憲論を「現実的改憲論」と呼ぶことにしている。

しかし、ここで考えねばならないことがある。
そもそも、昨年末自民党が出した新憲法案はその名でもわかるように「新しい」憲法案なのだ。けして改正ではない。つまり、日本という国においては大日本帝国憲法、日本国憲法に並ぶ3つめの憲法を意識しているのだ。
これはやはり、アメリカから「押し付けられた」という意識から抜け出るために自主制定憲法と位置づけたいためであると考えられる。
しかし、よく考えて欲しい。
憲法を新たに制定することというのは、国体を変更することであり、言い換えればクーデターを狙っているということである。
今の自民党は堂々とクーデターを宣言しているに等しいのだ。
これを、誰も咎めようとしないのはどうしてなのか。
今、国を愛する心が必要であるというならば、この自民党の国家転覆宣言を責めずしてなにを責めるというのだろうか。
これらを考えたとき、私が呼んでいる「現実的改憲論」という言葉はむしろ「クーデター改憲論」と呼んでしまったほうがいいのかもしれない。

短くまとめると最初に書いてみたのだが、総論的な話だけでつらつらと長引いてしまい、自分の思いの10分の1も出せないうちにこんな長文になってしまったのでここら辺で終わるが、また機会があればこのブログ上で述べたいと思う。


DSC03483.jpg自民党の新憲法案(全文読んだことあるのは何%ほどなんだろう?)

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GWとETC車載機について

今年もGWが始まった。
とはいえ、わたしはこれといった予定もなく、こなさなければならないことも山積みであるので、休みなく働くつもりであるが、世間では今年の連休は超大型の9連休とも言われ、また陽気続きであると予想されているので、それを傍目に見ながら仕事をこなすのは、つらいことこの上ない。
海外旅行者数も過去最高となったとも言われ、私も海外とは言わないまでも国内で旅行にでも行きたい気分である。
しかし、そんなお金もないし、毎年お決まりの渋滞に巻き込まれることが必至であるし・・・とこんなことを自分の言い訳にしている (涙)

とはいえ、この渋滞はどうにかならないものか。
5年前からETCの運用が開始され、その装着車数は1000万台に達している。
とはいえ、日本の自動車総数から見ればまだ15%である。
これでは、十分にETCの効用が発揮されているとは言えないであろう。

いっそのこと、高速道路に乗るにはETCの装着を義務付けたらどうだろうか?
テレビだって、新しく地上波デジタル対応のテレビを買わなければテレビが見られなくなるという強権を振るっており(これについての是非は別問題であるが)、それよりは世帯に対する負担も少ないだろうから、政府としては法律化することは可能であろう。
また、全国で1300箇所ある料金所に平均して2人ずつの料金回収人がいるとして、時給を1000円と仮定して計算すると、1日で6240万円、1年で228億円の人件費がかかっているのである。これらはすべてETC化すれば節約できる費用である。財政が逼迫している道路公団の建て直しもにも資するであろうし、また高いといわれている高速道路料金の値下げにもつながる。
もうひとつの効用として、ETC車載機自体も普及により安くなる可能性もあり、また経済効果も見込まれる。

これだけのメリットがありながら、なぜ義務化しないのか不思議である。
やはり、利権が絡んでいるのだろう。

毎年恒例の渋滞予想を見ながら、僕たちが夢描いていたドラえもんの中の世界には程遠く、移動にすらストレスをためなければならない21世紀の今。
漫画家たちが描いた未来は、利権のない世界の上にだけ成り立つものなのだろうか?


ETC車載機約1万円ほどの値段帯のETC車載機

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