コラムニストになるために書く訓練をするのだ!!!

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監獄実験の番組を見て

昨日、たまたまテレビをかけていたら、監獄実験のことをやっていた。
詳しくはこちら
そういえばこれ何かで見たことあるぞと感じ、いろいろと思い出してみると、「そうだ、『es』という映画で確かこれのことをやっていたなあ」と数年前に見た映画が思い浮かんだ。
あの映画は私の中でも1,2を争う衝撃作で、実験でありながら本当に人間はここまで残酷になれるのかと心から恐ろしくなったのを覚えているが、まさか今になってまたその恐怖が思い出されるとは思わなかった。

テレビを見ていると、映画のほうはだいぶ脚色していたことがわかったが、それでもあの恐怖の核となった事件は、人間の心理を抉り出すもので見ていて恐ろしくなった。

実験でありながらなぜこのように非人道的な行為に走ったかを解説していたが、番組の中に出てきた社会心理学者の教授は3つの理由を挙げていたのが印象的であった。①権威への服従(大きな権威の前では人は倫理などを放棄しうる)、②非個人化(与えられた役職はその個人をなくし、その役職としての人物を作り出す)、③非人間化(相手をさげすむ状況であれば、人は悪魔のような行為でも平気でする)であったように記憶している。

それからテレビは、あのアブグレイブ刑務所での非人道的な取り扱いにまで言及したところで終わった。そういえば、あの刑務所での状況というのは、まさに監獄実験そのものであり、またこの実験そのままの結果を表したことになった。つまりこの実験結果は現実世界でも起こりうるということを証明していたのである。

ここでひとつ考えなければならないことがある。「es」を見たときには、この監獄という一種特異な閉鎖空間がこのような非人道的な行為に走る理由となっているのだろうなと考えていた。しかし、この番組で社会心理学者が示した上記3つの要素こそが理由で、監獄という空間はあまり関係ないとするならば、この3つを満たせばどのようなところでも人は非人道的行為をするということになってしまう。

この3つを満たす状況というのは、日常でも多々ある。
例えば、難民への取り扱いなどは①日本という権威を背に負った役人が②難民認定官として③逃げてきた難民を扱うのであるから、非人道的になったとしてもおかしくない状況である。また、生活保護者の場合も①各市町村の役人が②仕事として③社会的弱者と接するのだから、これもまたあたる。

そして日常ではないが、戦争そのものはこの3つの要素をすべからく満たす、最も顕在的な行為ではないだろうかと考えられる。数ヶ月前、イギリス軍の子供への虐待映像も出たが、これは戦争がまさにこの監獄実験と同じ状況ということを表しているのではないだろうか。

であるならば、どうしてわれわれは旧日本軍は清廉潔白であったと主張しうるのだろうか?
そして、自衛隊はこれからも日本のほこりとして海外に送り出すことができる部隊だと主張しうるのだろうか?
それはただの期待や願いであり、非科学的であるといわざるをえない。

アブグレイブアブグレイブ刑務所の写真

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テーマ:テレビ - ジャンル:テレビ・ラジオ

「ガーダ -パレスチナの詩-」告知

「ガーダ -パレスチナの詩-」が5月20日(土)から渋谷のアップリンクXにて劇場公開します。

お忙しいとは存じますが、ぜひ足をお運びください。

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5月20日(土)よりロードショー

1988年7月、ひとりの女性ジャーナリストが戦火のパレスチナで取材をはじめた。
古居みずえ・当時40歳。大病を経験し、それまでのOL生活から人生を大きくシフトした。以来、17年間、記録した映像は500時間。女性や子ども、老人たち…戦場だけではない人々の日々の暮らしと闘いをとらえた。本作では主人公・ガーダの結婚、出産、そして、自らの生き方を歩み始める23歳から35歳までの12年間を縦軸としながら、パレスチナの過去・現在・未来を描いている。これまであまり紹介されることのなかった自然豊かなパレスチナの風景をバックに、語り継がれてきた素朴な歌の数々が紹介される。きびしい状況に追い込まれながらも歌うことを忘れない、ほがらかな老婆の顔に刻まれたシワが美しい。

古居の単独取材による映像を『A』『A2』(森達也監督)や『Little Birds -イラク戦火の家族たち-』(綿井健陽監督)を手がけた安岡卓治が編集。長年、古居の取材を支えてきたアジアプレス・インターナショナル代表・野中章弘が製作として参加しています。映像ジャーナリズムが映画へと昇華した珠玉の女性映画です。


STORY
パレスチナ女性ガーダは、ガザ地区難民キャンプで生まれ育った。ガザ地区南部は古い慣習の残っている地域だ。そんな中で、自立心の強いガーダは伝統的な結婚式を拒否しようとし、今までのやり方にこだわる母親や友人、婚約者の母親とぶつかっていく。結局、ガーダは結婚式をあげず、花婿のナセルとエジプトに新婚旅行に出かける。1996年ガーダは最初の子、ガイダを出産し、女性として新しい生き方を貫いていく。

しかし2000年、パレスチナでは第二次抵抗運動が始まる。親戚の男の子カラムの死を目にし、母親として気持ちを揺り動かされる。ガーダは、パレスチナ人としてのアイデンティティーに目覚める。幼い頃、祖母から聞いた故郷の話や歌がガーダの心に蘇り、1948年に追われた話を、祖母年代の女性たちから聞き始める。

公式サイト http://www.ghada.jp/


配給・宣伝のお問い合わせ:バイオタイド 阪田/幸積/木下/安岡

〒164-0011 中野区中央3-13-10 ジョイ林ビル3F 
TEL:03-5389-6605 FAX:03-3369-8228

5月20日(土)より全国主要都市にて同時公開!

東京:アップリンクX 大阪:シネ・ヌーヴォ 名古屋:シネマテーク



古居みずえさんの初監督映画です。
この作品は、「凶暴」「暴力的」というステレオタイプ化されているパレスチナのイメージとは異なり、心から平和を願っている一人の女性の姿が見てとれます。
パレスチナ問題を一義的にとらえてしまわず、本当にそこでなにがおこっているのかを描き出す良作です。是非ご覧下さい。

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