コラムニストになるために書く訓練をするのだ!!!

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成長という幻想

景気拡大が4年9カ月に達し、戦後最長の「いざなぎ景気」に並んだという。来月には戦後最大の成長となるというが、そんなことを言われてもまったく実感がわかないというのが正直な感想ではないだろうか。
だが、東京の街には活気が戻ってきていることは確かであるし、企業を取材していても昔に比べ、業績が回復してきたという企業が多い。
それでも実感がわかないというのは、われわれに幻想と不安が付きまとっているからではないだろうかと思う。

比べられる「いざなぎ景気」は物価上昇を加えた名目成長率で年平均18パーセントを超えるとんでもない成長であった。
また、「バブル景気」では、まるでお祭りのようにお金が右から左へ動き、銀行の利息にしても7~8%が当たり前、利息だけで生きていける人もいるというような変な時代であった。

これを基準にしていては、いつまで経っても実感のわかない成長になるとしか言いようがない。もはや、世界の先進国になった日本においては、18パーセント成長なんてしようものなら、世界中を敵にまわさなければならないだろうし、バブル景気のあとに訪れた「失われた10年」をもう一度経験するような政策は、まっぴらごめんである。
要は、一度絶頂を経験してしまった日本人には、もはやみなが満足する成長というのはないだろうし、あってはならないものだということである。

だが、不安の部分は払拭可能であろう。
この成長の間に、国民のすべてが認知した言葉といえば「格差社会」であろう。企業は正社員を雇わず、派遣やアルバイトを増やす。どんどんと所得の差が広がっていく。今はいいかもしれない。だが、10年後、20年後はどうなんだろう。そのような不安が蔓延しているのである。
これはやはり国の責任であろう。バブルが崩壊後、国は成長率を少しでも上げるため、企業を後押しするような政策を続けてきた。それゆえ企業は、設備投資などにお金をまわし、リストラを断行するようになった。これは、生き残りのために仕方なかったのかもしれない。
だが、今になってもそれを変える気配すらない。それは政府が、まったく政策を変更しようとしないからであろう。
そろそろ、国民の不安の払拭に力を傾ける時期なのではないか。

実は、最も幻想に取り付かれているのは政府であって、あのときの成長まで今の政策を続けていこうとでも思っているのではないだろうか。その割を食うのは、バブルすら知らない若い世代だということは皮肉以外何物でもない。
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テーマ:コラム - ジャンル:ニュース

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