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平成の大合併の功罪

平成18年4月1日をもって「平成の大合併」の第一幕が終焉した。

財政支援という「にんじん」を目の前に吊り下げて走らせた合併特例法も、3232あった市町村を約4割減の1820にまで減らしその役割を終えた。
実を言うと、私自身の出身の町もこの3月に吸収合併という形でなくなってしまい、なんとなく心の支えがひとつ失われたように感じられた。

もちろん、この合併による財政面での功は認めねばならない。
首長や助役、収入役の三役と市町村議員が計約22,000人減り、年間の経費削減は約1,200億円という。また、合併によって膨れ上がった職員数により、職員の新規採用を減らす可能性もある。行財政のリストラ効果はあったといえるだろう。
実際、私の出身の町でも多すぎるといわざるを得ない数の町会議員と役場職員がいたことは確かである。

しかし、それだけでは困る。自治体は本来、国ができないような地域に応じた仕事をすべきであり、規模が拡大されることにより財政基盤を強化し、よりきめ細かな住民サービスを提供しなければならない。
だが、実態はと言うと、公共料金の値上げ、田舎であるのに都市税の加算、そして役所が遠くなり行くことが困難になるなど不便が表面化してきており、この大合併の罪の部分が見えはじめている。

そして、これは見ることができないが、この大合併がもたらした最も罪たるところは、「住民としての意識をなくさせた」ことではないだろうかと思われる。
人は無意識のうちに慣れ親しんだ自然や街頭、そして人に愛着を持つものである。いわゆる「郷土愛」と言うものである。それが、市町村という単位と絡み合い、住民という意識を持つものであろう。であれば、この単位が取り外され、代わりに大きな箱が出てきたとしても、それにすんなりとはまることはできないだろう。
実際、私もそうである。決して新しくできた市の出身であるという意識は持てない。

湾岸戦争のときにやたらとその名前が取りざたされた、パトリオット・ミサイル。
この「パトリオット」を日訳すると「愛国者」となるが、そもそもこの「パトリオット」は「国を愛する」というよりも、「郷土を愛する」という意味合いが強いそうだ。

今回の大合併はさしずめ、政府から「パトリオット」への「ミサイル」だったように思われる。


P.S. 代わりに政府が押し付けるのは「愛国心」という、政府にとって利用しやすい意識なのである。


合併グラフ市町村の数の推移を表すグラフ

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  • 2006/04/07(金) 21:05:30 |
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